ちょっと長くなりますが
先日少しだけ触れたブンブンの手術のことを書きます。
アスランがお世話になっている病院へ、お留守番が大嫌いなブンブンを一緒に付き添いで連れて行った時に、先生が
「この子は元気なの?」と聞いて下さったので
肝臓腫瘍がかなり大きくなっていることを話ました。
そしたら先生が「うちの外科担当が手術できるかもしれないよ。」って言ったんです。
ブンブンを保護した時にエコー検査で見つかった肝臓腫瘍。
その時6㎝ほどの大きさでした。
手術をしても予後が悪いかもしれないと言われて
このまま見守ることに決めていたのですが
ここへきて選択肢が登場したことに激しく動揺したお姉ちゃんは
どうしていいかわからずに
とりあえず、手術が可能かどうか、1日ブンブンを病院に預けて、一通り検査してもらうことにしました。

検査の結果、麻酔はかけられるということ。
本当に切除できるかどうかはお腹を実際に開いてみないとわからないということ。
ブンブンの腫瘍の位置から切除するのは簡単ではないこと。
簡単ではないけれど、癒着がひどくなければ可能であること。
この腫瘍の手術はハイリスクだけどハイリターンであること。
貧血気味なので輸血ができるように準備が必要。
入院は長くて1週間。
そしてもちろん100%安全ではないということ。
だけど同じ手術を受けた4匹は、同じリスクを背負っていても
みんな回復したということ。
外科担当の先生がとても詳しくお話してくださいました。

ブンブンの腫瘍はおそらく、肝細胞癌という原発性のもので
他に転移はなく、取り除きさえすれば、その後は抗がん治療なども必要なく
回復次第、元気に過ごせるのだそうです。
だからリスクは大きいけれど、かけてみる価値はあるというお話でした。
お話を聞いた時は、かけてみようかなって思った。
とても頼もしい先生方で、ここでならブンブン治してもらえるんじゃないかって思った。
本当にそうなのかもしれない。
どうしようどうしよう。
一人では抱えきれなくなって
家に帰ってから、ブンブンを可愛がってくれているお客様のIさんに相談のお電話したら、お姉ちゃんが自分自身で大事にしてきたことを思い出させてくれた。
今までずっと、その子が最後の最期の瞬間まで幸せを感じてほしいって思いながら自分なりに皆を送りだして来たつもり。
先生方のことはもちろん信頼しているけれど
もしも、万が一、ブンブンに手術中や入院中に予期せぬ事態が起きたら
お姉ちゃんは立ち直れない。
何よりも、ブン君は推定13歳。
手術後に、別な病気になっても不思議じゃない年齢。
怖い思いや不安な思いをして大手術を受けてまで
寿命を延ばすことが、本当に彼にとって幸せなんだろうか。
手術を受けて大丈夫かどうかじゃなくて
ブン君が手術を受けることがどうかってこと。
彼の性格を考えたら、食欲がなくなったからといって
強制給餌なんかさせないだろう。
1分もお留守番できないような性格で、1週間の入院。
体だけじゃなく、精神的な負担もかなり大きい。

ずーっとブン君を可愛がってくれている預かりさんとも相談して
出した答え。
ブンブンに大手術を受けさせられない。
多分、どちらを選択しても間違いじゃないし、
もしかしたらどちらも正しいのかもしれない。
これから先、近い将来ブン君が弱った時
「なぜあの時手術を選択しなかったんだ」って思うかもしれないけれど
お姉ちゃんは決めた。
元気に過ごせるうちは、楽しい日々を送ってもらう。
今後もっと症状が出て弱ったなら、ブン君が大好きな人たちを呼んで
たくさんたくさん可愛がってもらうんだ。
それがきっと、何よりの薬になる。

彼は今、とても元気です。
ただ、腫瘍は12㎝になり、胃を圧迫しているので
ゴハンをたくさん食べられないこともあります。
体力は落ちてきて、疲れやすく寝ている事が多くなりました。
できることなら、治してやりたい。
できることなら、健康な体を取り戻してあげたい。
だけど、保護したとき、お姉ちゃんはブン君の病気ごと受け入れた。
いつだって笑わせてくれるオイどん。
悲しませたりしないさ。寂しい思いはさせないさ。
そうやって1年半、一緒に過ごしてきたんだもの。

明日は大好きな預かりさんのおうちにお泊り。
たのしんでおいで。
モテる男は忙しいね!
ドライブが大好きなブン君と、これからもたくさんドライブできますように。
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