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長いよ。

このたびのベイビーニャンズ騒動の中、

もう1匹、具合が悪かったやつがいる。

それは・・・



おじさんである。

お姉ちゃんと一番付き合いの長い
おじさん。

実は病気持ちです。

今から10年前、ブラックタンのダックスがはやり始めた頃、
友人が働いていたペットショップに、
ダンボール箱に隔離されていた
ダックスの子犬。

ゲホゲホ咳をして、鼻水を垂らし
いつもダンボールの中。

病院で毎回麻酔をかけられ
気管洗浄を行っていたらしいけど

全く治る様子がないまま
彼は生後6カ月になった。

その頃には、他の犬にうつらないことが
わかって、店の奥にあるゲージの中で
新聞紙をカサカサ鳴らしてしっぽを振っていた。

何度か遊びに行っていたお姉ちゃんは
「不憫なヤツだな~」と思ってはいたけど

ペットショップから犬を買う気は
さらさらなかったし、

何よりも当時カナダ留学から帰って来たばかりで
実家暮らしだった。

お姉ちゃんの実家は完全に
ペット禁止のマンションで

どうしたって飼えるわけもなかった。
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ある時友人に会いにペットショップに行ったら
「売り物にもならないし、治療にお金が
かかるだけだからブリーダーに返すことになった」
と友人に聞かされ

唖然。

こんな病気持ちで繁殖に使えない犬を
面倒見てくれるブリーダーなんているのか??

捨てられたり処分されるのがオチだ。

困った。

何度か会っているうちに
情ってやつも生まれてた。

なんとかならないだろうか。

ちょうど動物病院でのバイトも決まったばかり。

留学で貯金を使い果たしてすっからかんだけど
安いアパートなら払って行けるはず・・・

お姉ちゃんは思い立ったら
即行動派。

友人に「その犬くれ」
と言ったら「上司に聞いてみる」
とのことだった。

返事は・・・
「5万で譲ってやる」
だった。

再び唖然。

やっぱりペットショップなんて嫌いだ。

でもこの子にお金の話は関係ないのだ。
払ってやる・・・!

これでペットショップの思うツボである

すぐにペット可の物件を探し始めた。

自分に払えるお金で借りられる部屋の
現実を思い知ったけど

この犬と暮らせるならいいと思った。

ずっとずっと憧れていた犬との暮らし。

「飼うなら健康な犬を飼え」と言う父と
大喧嘩をして家を出て、

いかにも怪しげな、家賃2万円のワンルームに
暮らし始めた。
(チンピラさんがいっぱいお住まいだった)

それがおじさんと暮らし始めた馴れ初めである。

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「オレ、5万なのか?」

それからの数年間、
おじさんの病気を治すために
ありとあらゆる治療法を試みたけど

治ることはなかった。

診断は、おそらく
ジステンパーの後遺症とのこと。

気管支炎、肺炎が慢性化していて
熱を出してゴハンも食べられなくなることが
よくあった。

「長生き出来ないかも」と先生に言われていたので

具合が悪くなるたびにお姉ちゃんは泣いた。

ちょっと甘やかしすぎて、人様から見たら
しつけの悪い犬かもしれないけど、

犬を飼うのが生まれて初めてだったこともあって
おじさんは永遠にお姉ちゃんの「特別」なのだと思う。

あれから10年。
いろんなことがあった10年。

嫁にも行ったし
離婚もした。

うつ病にもなったし
パニック障害にもなった。

今お姉ちゃんが生きているのは
おじさんのおかげと言っても
まったく過言ではない。

いつも一緒のおじさん。

時々喧嘩をしながらも、おじさんとお姉ちゃんは
仲良く暮らしている。

病気にも負けることなく、おじさんは10月で
11歳。

相変わらず熱を出すこともあるけど
おじさんに合うサプリメントや薬が
わかっているので、回復も早くて

お姉ちゃんもめったに動揺しなくなった。

年中出ている鼻水も

春には桜の花びらがくっついて

秋には枯れ葉がくっついて

季節の変化を教えてくれたりする。

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たくさんのことを教えてくれたおじさんに
感謝しても し足りない。

今、保健所にはダックスがわんさか捨てられている。

当時流行っていたブラックタンの子が
年をとって捨てられるのをよく見かける。

その後流行ったレッドもゴールドもチョコタンも
捨てられている。

流行りの犬種に飛びついて衝動飼いした人が
多かった結果じゃないかと思う。

そして、犬種のことをきちんと説明しない
ペットショップも多く

安易に犬を飼うきっかけを作っていると思う。

そうそう、お姉ちゃんがおじさん購入に
分割で支払っていた5万円は

友人がレジの下に隠しておいてくれて
上司が忘れたころに

全額返してくれた。

「治療費にあてて」ってね。

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おじさん、長生きしてね



















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プロフィール

お姉ちゃん改めおばちゃんなお年頃

Author:お姉ちゃん改めおばちゃんなお年頃
犬を飼い始めたのが20代前半だったので、犬に自分のことを「お姉ちゃん」と言い聞かせてきたのですが、気づけば お姉ちゃんと言うのが心苦しい年に。。。
LuckyStarとして6年半、個人で出来る範囲の活動を行ってきましたが、もっとできることがあるのではと思い、一般社団法人を設立しました。
犬猫と暮らす楽しさ、最期まで一緒にいることの大切さ、伝えたいことを思うままにブログに書いています。
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